きみを想う夜

夜中の長電話
“またフラれたの”と
つけこむ隙はあっても
痛むよ胸のうち

ほかの誰よりも
きみをわかるけど
相槌うつしかなくて
そして“おやすみ”

朝の来ない
夜はないと知っているのに
眠れないさ
きみを想う夜は永くて

“いますぐ逢いたい”と
罪つくりなのさ
誰かの代わりなのかい
せつないlove song

知っていても
知らないふりうまくかわして
罪な寝顔
見つめるしかなくてしばらく

朝の来ない
夜はないと知っているのに
眠れないさ
きみを想う夜は永くて

ホント言えば
やさしいんじゃなくて弱ささ
ひとりきりの
帰り道はにじむ月夜さ
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