ただの恋の唄

目をつぶると 君が見えた
手をつなぐと 少しはにかんだ

暑くもなく 寒くもない
夕暮時に いっしょに歩いた
“目を開けても 汗が誤解に変わり
あのコの姿は どこにも見えない”
マヌケな僕は 強く抱きすぎて
心もろとも 壊してしまった

君が去ってく 僕は動けない
きれいな野原で 立ったまま泣いた

赤い花を あのコのかわりに
欲しくて抜いたら 枯れてしまった
“目を開けても 信じたくはなかった
あのコも花も 元には戻らない”
目を開けたら 少し分かった
もう一度夢を 空より高く
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