文鳥

可愛がってた あの文鳥が
籠から突然 逃げました
愛しいあなたの 面影消えた
離れてなおさら 想いが増すの
あなたのそばで すごした日々の
しあわせ今も 忘れられない
ひとりで笑い 暮らせるよりも
泣いてもふたりで 暮らしていたい

静かになった とりかご見れば
ためらいながら 春が射す
逃げた小鳥を うらむのやめて
逃(にが)した自分を 責めてる私
ひとりぼっちの さみしい部屋に
鳴いてはいつも 愛をつないだ
耳を澄ませば 千代千代千代と
私を呼ぶ声 聞こえる今も

あなたのそばで すごした日々の
しあわせ今も 忘れられない
耳を澄ませば 千代千代千代と
私を呼ぶ声 聞こえる今も
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