春を呼べII

今年の冬は何色だろう
せめて君だけ 赤く染まれ
都会の冬も結構いいさ
僕は一人でも寒くはないよ

おとずれるものを 拒みはしない
人ごみの中で 暖かさ求める

あー君は悲しんでないか
愛という字を 忘れようとして
春を呼べ 春を呼べ
胸のはりさける想いは かなたへ

やさしく暮らすよほほえみ持って
君を愛した たかが男
しくみやしがらみ 重たかったね
女の気持ちもチクリと痛い

心のすきまで 頬づえついて
ゆらりと酔えば なつかしい涙

あー君はにくんではないか
夢という字はニセモノだったわと
春を呼べ 春を呼べ
胸の高鳴りよ君だけ もう一度

女はそんなに 強くなくてもね
体を少しだけ くねらせるだけで

あー君は抱かれているか
情熱にすべてをゆだねているか
春を呼べ 春を呼べ
胸を熱くする 笑顔は誰のもの

春を呼べ 春を呼べ
春を呼べ 春を呼べ
……
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