追憶

かつて楽園と呼ばれた場所で
いつかの唄に応えるようにブランコが揺れる
今はもう誰もがそこを後にした

行き先を見失った人の夢は
ここに静かに眠るように名前を連ねる
いつか語られる時を待ってる

誰のための涙だったのか
それは愚かな願いだったのか
茜色の空 果てしなく続く

名前も知らない小さな花が
幼い乳飲み子の手のように未来を探してる
ただひたむきに生きてゆくために

何を手に入れようとしたのか
望んだ明日が重すぎたのか
あの歌声が遠ざかってゆく

誰のための涙だったのか
それは届かない願いだったのか
手を下してしまった罪と
ただそれを見つめてた罪が
記憶の最後心に呼ぴかける
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