ハルカナセカイ

帰り道の横顔 夕焼けに照らされてた
黙り込んだままひとり 明日に少し震えてた

想いだけが 街の速さに追われてく
「ねぇ、泣きそうだよ」 キミに逢いたくなったよ

失うものすべてが いつか笑顔に変わるって
誰もが言ってくれるけど 今、この瞬間(トキ)を守りたい

見上げた空 あの頃よりも小さくて
「ねぇ、泣きそうだよ」 キミに逢いたくなったよ

道ばたに咲いてる たんぽぽの花だけが
不器用な僕たちを そっと見守ってる

自由という孤独に 僕たちは生きてるけど
気づけばひとりじゃない キミが教えてくれたから

春の風が キミの手みたい優しくて
「もう、泣かないよ」 そばにいてくれて ありがとう

月明かりに浮かぶ たんぽぽの花だけが
不器用な僕たちの 涙を知っている

僕らが生きてる 不確かな世界の中
廻り来る春にまた 咲く花のように…

道ばたに咲いている たんぽぽの花だけが
不器用な僕たちを そっと見守ってる
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