震える背中越しにさよなら

まぶしい二人だったよね
もう今は遠い話だね
季節を失くした渚は
あの頃の風も探せなくて

誰よりも大切にみつめた君を
明日から迷わずに僕は忘れてゆく

震える背中越しにさよなら
二人が好きだったこの場所で
あふれるくらいキラめいた
いくつもの思い出がこんなに哀しいよ
そして君もにじんで消えてく

波音 名前を呼んでる
あの声が今も聞こえるよ
黄昏近付く渚は
切なくて一人たたずむだけ

どこまでも一緒だと信じた想い
この空にこの海にすべて残してゆく

震える背中越しにさよなら
初めて抱き合ったこの場所で
これから君の微笑みも
穏やかな温もりも二度とは届かない
そして僕も小さく消えてく

別れるために二人は
出逢ったわけじゃないさ
君はもっと
もっと素敵に変わってく

震える背中越しにさよなら
二人が好きだったこの場所で

震える背中越しにさよなら
初めて抱き合ったこの場所で
あふれるくらいキラめいた
いくつもの思い出がこんなに哀しいよ
そして君もにじんで消えてく
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