波の階段

刻を忘れた場所に立って
撮った写真 あなたに送ろうか

欠けた硝子で砂を分ける
もう二人は会えないでしょう

嬉しかった誕生日の Present
でもごめんね もう着れない
思い出が騒ぐから

友だちに友だちと言えるほど
まだ声に出ない 名まえだけを
記憶の中で呼んでしまう
私だけ私だけ知ってるよ
あなたの心
孤独に慣れた悲しい心

壁のラクガキ汚れたまま
誰かの顔 色褪せた Signature

むかし私も窓に指で
書いたなんて恥ずかしい奴

通り過ぎた似てる人の Keychain
おそろいだと あげた飾り
いつの間にかこわれて

嫌いとは嫌いとは言えないと
なぜ最後なのに 頑固だった?
嘘つきだけど信じてたよ
私から私から消えてゆく
あなたが遠い
幸せならば尚更遠い

友だちに友だちと言えるほど
まだ声に出ない 名まえだけを
記憶の中で呼んでしまう
私だけ私だけ知ってるよ
あなたの心
孤独に慣れた悲しい心

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