海辺にて

傷ついて私は歩いた
どこまでも打ちよせる波の淵を
暮れわたる水面に抱かれて
燃え尽きる輝きを見つめ続けた

愛することのむずかしさを知り
それでも希望を失いたくなかった
何度でも問いかける

人生はくりかえす波ね
飛沫に砕けながら満ちてゆく

燈台の灯りがいざなう
戻るべき港へと船は帰るよ

悩み抱えたあなたを許せず
受けとめきれない自分もはがゆいまま
訳もなく 涙した

守られて愛されたいなら
とめどなく満たされる時はない

励ましてゆこう
愛は惜しみなく与え合うものと
支えてゆくものだと
たった今 気づいたの

ありがとう
変わらぬ優しさ
かけがえのないあなたがそばにいる

愛はただ 懸命に愛すること
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