真夏の夜の夢

遠い夏の日の 乾いた空に
夏がくれたもの 風が運んでく

砂に書いた文字がせつなく 波が寄せてかき消してく
午前の太陽がまぶしくて 私あなたに何も言えないの

遠い夏の日の 乾いた空に
夏がくれたもの 風が運んでく
遠い夏の日の 夜に見た夢は
幻になって 波間に消えてく

肌に触れたあなたのシャツに 何故か急に寂しくなる
夕暮れ南風に誘われて 波の船に貝殻流す

遠い夏の日に 流した涙は
夏の砂浜が 潮風に変えた

遠い夏の日の 乾いた空に
夏がくれたもの 風が運んでく
遠い夏の日の 夜に見た夢は
幻になって 波間に消えてく
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