春にして君を想う

真新しい靴も
いつか馴染んで遠くまで行ける
ひとりで歩ける勇気 君にもらったから

私は平気だよ
旅立つ背中を変わらない笑顔で見送るよ

急ぐ春が 君の面影を残して
吹き荒れる風の中 思い出に変わるのでしょう
いつまでも忘れない 愛しい人
涙に暮れる日は君を空に描くから

通い慣れた路地に
舞い散る花が別れを教える
ぎこちなく励ます声を 頷き聞いてた君

約束はいらない
いつかまたきっと何処かで逢える気がするから

移り変わる街の色に染まらぬように
ずっと変わることのない微笑みを絶やさぬように
離れても 心に愛しい人
もっと強くなれるよ 君が気付かせてくれた

背伸びをしては見上げた桜の木
今日は 少し低く見える

急ぐ春が 君の面影を残して
吹き荒れる風の中 思い出に変わるのでしょう
いつまでも忘れない愛しい人
涙に暮れる日も ひとりぼっちの夜も
もっと強くなれるよ 君を空に描くから
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