こだま

偶然出来た 束の間の休日 東海道の最終に飛び乗る
明日の午後の待ち合わせだけれど 待ちきれなくて走り出していたね

会えない分だけ 抱きしめあったね 腕や体じゃ足りないくらい
側にいられなかった時を取り戻すように
そして来る「さよなら」を 笑って言えるように

泣かないで 恋心 あの街は遠いけど
叫べば声は きっとこだまする だから
泣かないで 恋心 またすぐに逢えるから
だから信じて だから泣かないで

気にしてないと連絡が途絶えて 何処にいるのか分からなくなるから
側にいないと心配なんだよと 言いたくなるのを君は知らない

帰る時はきっと 辛くなるから 顔も見ないで別れたりした
お互いに泣き顔を見せたくなかったけれど
やっぱり見送って 本当は欲しかった

消えないで 思い出よ あの街は遠いけど
瞳閉じれば 君がそこにいる だから
消えないで 思い出よ またすぐに逢えるから
だから信じて だから消えないで

愛しい 逢いたい 離れれば離れるほど
時間を 停めたい 今、発車のベルが鳴る…
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