風のワルツ

ねぇ、ふたり いつか悲しみさえ
感じなくなるの
ねぇ、外はいつの間にか
夕闇が包む
あれほど夢を数えながら
時を飲み干した
かわした約束さえ
意味も問わずに

はしゃぎ過ぎた街角で ふたり
踊り明かした C'est pour toi

あれは遠い日の想い出ね
もうやり直す事のない
こごえる風もふたりなら
そよ風に変えたわ

ねぇ、ふたり 花の甘い香りに
酔いしれていただけ
ねぇ、何も 深い理由も
見つけられずに

走り抜けた雨の街に ひとり
たたずめば C'est pour toi

指にからんだ想い出の糸
そっとたぐり寄せてみても
春の色に染まる夢に
胸こがれるだけ

あれは遠い日の想い出ね
もうやり直す事のない
こごえる風もふたりなら
そよ風に変えたわ
そよ風に変えたわ
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