ダリア

初めて愛した人は なかなか忘れられない
庭に咲いているダリア見て思い出すの

あの頃は初々しく 二人とも背伸びをして
大人ぶった約束を口にしていた

夜遅くてもあなたの帰り 起きて待っていた
どんな小さな出来事さえも 報告していた

「花言葉が『優雅』だから君に似合うよ」って
あなたは赤いダリア買ってくれたね
何もない部屋の中で咲き誇るダリアは
二人の愛を彩るシンボルだった

初めて嘘つかれた日 なかなか立ち直れなくて
赤いダリアの花びら 少しちぎった

あなたが描く理想の人に 私はなれなくて
他の誰かに二人の未来 奪われたけれど

花言葉が『移り気』だと知っていたならば
心を守る事ができただろうか
「僕にはもう無理だ」とあなたはつぶやいた
二人の愛が壊れる瞬間だった

ララ ダリア ララ ダリア

荷物をまとめ 飛び出してから 振り返らずに来た
年を重ねて 傷の痛みがなくなった今も

「花言葉が『優雅』だから君に似合うよ」って
あなたの声がたまに聞こえてくるの

この世界のどこかであなたは暮らしている
私の事もたまに思い出すのかな
花言葉が何であろうと ダリアはずっと
二人の愛を彩る思い出の花
最初の愛を彩る思い出の花

ララ ダリア ララ ダリア

初めて愛した人は なかなか忘れられない
庭に咲いているダリア見て思い出すの
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