桃色鴉

二度や三度の 桃色話
あってよさそな 年頃を
男嫌いで 通したけれど
惚れました 惚れました
流れ流れて やっと見つけた
ああ… あんたが命

色も盛りの 桃色桜(ざくら)
安く散るのは まっぴらと
粋(いき)に構(かま)えて 生きてたけれど
落ちました 落ちました
好きと言わずに 好きと言わせる
ああ… あんたの胸に

旅が塒(ねぐら)の 桃色鴉(がらす)
夢を持たなきゃ 渡れない
殺し文句も 呉れないけれど
惚れました 惚れました
女心の 底の底まで
ああ… あんたが命
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