時は風のように

毎日が遠く遠く 複雑に絡み合って
溢れる人の渦の中で問いかけた
放射線状に いっせいに進み出した
遅れた僕はどこへ向かえばいいのかな

忘れたふりで 突き放しても
覚えてる思い出の痛みが
鍵をかけてた心の扉
少しずつ開きだす

時は風のように過ぎるけど 迷いながら
揺るぎない一つの証を探していたいよ
誰もがそれを笑おうとしても 関係ないさ
土砂降りの雨を駆け抜け
泣きながら歩いて行こう

繰り返す日々に何の意味があるというのだろう
ため息まじりに吐き捨てて 空仰いて

いつからだろう笑う意味さえ
失って帳尻を合わせて
身動きできないこの場所でさえ
居心地いいと笑ってる

時は風のように過ぎるけど 迷いながら
鳴り止む悲しみ少しだけ笑えた今日を
これ以上かすれないように包もうどんな時も
見つけた小さな喜び
見失わぬ様に
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