イトシセツナナミダ

教室の埃を照らす
カーテンから漏れる光
退屈な授業はまるでメトロノーム
肘ついてぼんやり見つめる君のななめうしろ姿
先生の注意はまるで聞こえない

僕に投げられたチョークみたいに
まっすぐに好きと言えたら…

こんなに溢れるよ
イトシセツナナミダ
透き通る目を見ただけで
何故うまく喋れないんだろう

もやもやして寝苦しい夜
羊数え寝返り打ったら
君を思い浮かべちゃって激しく後悔
こんなに胸が苦しいなら
君なんかいなけりゃいいのに
そんな事を思った自分を殴りたい

春風に揺れるチェックのスカートが
鼓動加速させる

退屈な毎日を
君が羽交い絞めにした
まぶしい笑顔と声が
思考回路狂わせる

こんなに溢れるよ
イトシセツナナミダ
一生の後悔する前に
君にちゃんと言わなくちゃ
拳にぎりしめて
君にちゃんと伝えなくちゃ
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