冬ざんげ

いつも勢いだけを 俺は頼りに生きた
暮れる窓辺に立てば いつかセピア色
苦労の道を 歩いているのか
夕べの夢が 俺を責めるよ
「何がおまえに…」
「もしや不幸に…」
遠い空につぶやく あゝ冬ざんげ

思い出すのが多く 涙もろくなった
いつもおまえのことが 俺の気がかりさ
男は酒に 救いはあるけど
おまえはどこで 涙拭くのか
「何で独りを…」
「今も独りを…」
ここへ来ての戸惑い あゝ冬ざんげ

おまえに逢える 明日(あした)を運んで
こんなに寒い 季節(とき)よ過ぎ去れ
「何がおまえに…」
「もしや不幸に…」
みんな俺が背負うよ あゝ冬ざんげ
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