心の襞

今日だけは涙を許して下さるでしょう
春の日の別れは思いもしないことです
サヨナラを言われても
あなたの前では まだ
泣き顔を気にしてる私

まるで冬酸漿(ほおずき)をかむように
あなた苦い言葉を押しつぶす
私 心の襞を見つめれば
過ぎたあれこれが今かけめぐる

心の中に重なり合った想い出のかけら
どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと

まるで蒼いビードロ吹くように
あなた別れの言葉投げかける
私 心の襞を見つめれば
夕陽そこだけをまだてらしてる

心の中に重なり合った想い出のかけら
どれもが皆んなあなたとのこと あなたとのこと

心の襞のひとつひとつがあざやかすぎて
こらえ切れない涙 許して下さるでしょう
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