純子の涙

爪をかむのが くせなのか
淋しい笑顔 濃いめの化粧
束ねた髪の 襟足に
しあわせ薄そな ほくろがひとつ
純子 そんな純子の 純子の涙

別れられない 人なのよ
ため息ついて 飲んでる女
おさなさ残る 片えくぼ
お酒にやつれて 暮らしもあれた
純子 そんな純子の 純子の涙

お店もつのが 夢ですと
酔うたびいつも 話していたね
雪より白い その肌が
男の苦労を よんでるような
純子 そんな純子の 純子の涙
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