On my own

夢が暁を恋しがって飛び立つ
灯す幻の 冥(くら)き虹を後に

空高く舞い上がる胸の塵が
水鏡に斬り跳ね たたずみ
呼べる名もなくひとつ 息を吐けば
晴れる霧が迎えるほほえみ

それに抱かれたら どんなにかいいだろう

光にまみれた 出口なき世のOn my own
轟熱を飽かし 凍らせて欲しくて

時を地に眠らせて 逢いに来たわ
あなたが誰かにすらも 知らずに
私が誰かなんて 記憶にない
だけど言いたいことは わかる

世界を遮断して 月の輪へ返そう

戻りたい愛に出逢えるまで歩いた
潰された目から ぬくもりを流して
闇を駆け抜ける 声が聞こえるのなら
抱きしめて 二度と人の世で得られぬ
心で
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