恋がたり

別れた後も 募るこの想い
未練ごころと 呼ぶのでしょうか
いくら好きでも 想い続けても
ひとり唇 噛むだけ

恋しいから 泣いて
淋しいから 酔って
今も あの人を探す
なんて馬鹿な 女でしょう……
恋の 残り香を抱いて
ゆらゆら 揺れています

ひとりになって 夜が長すぎる
ふたりの時は 短かすぎたのに
しのび愛でも 哀しくなかった
こころ変りを 知るまで

逢いたいから 呼んで
愛しいから 待って
そして 待ちわびて眠る
夜をいくつ 数えたか……
なのに あの人に今も
ゆらゆら 抱かれたいの

恋しいから 泣いて
淋しいから 酔って
今も あの人を探す
なんて馬鹿な 女でしょう……
恋の 残り香を抱いて
ゆらゆら 揺れています
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