降誕祭の夜

まず料理長は この大広間の
酒と料理 きらさないように
また楽団長 今日の舞踏曲は
途切れないで 踊れるように

わが陛下のもとへと 心はずませ
集まりし人々へ さあ扉開けましょう

どうぞ皆様今夜 踊り明かして
降誕祭を 祝いあれ
みなの笑顔を願う それが私の主(あるじ)
ああ 我らの王が 生まれしこの日
この国に新しい歴史
刻む喜び歌い ああ眞魔国の夜(よ)は更ける

おやお嬢さん方 ほら壁を離れ
照れたりせず 求愛受けて
さて宴もたけなわ ではまいりましょう
私(わたくし)めも 踊りの中へ

老いも若きも混じり 手をとりあって
身分なども忘れて さあ気持ちあわせましょう

どうぞ皆様今夜 はしゃぎあかして
遠慮も順序もいらない
みなの集える声に 笑う私の主(あるじ)
ああ 明日の栄華を祈れる宴
この城がゆれるくらいに
はずむ靴音ひびき ああ眞魔国の夜(よ)は続く

どうぞ皆様今夜 踊り明かして
降誕祭を 祝いあれ
みなの笑顔を願う それが私の主(あるじ)
ああ 響く歌声 東の空に
新しい日を呼んでいる
今日も光に満ちて ああ眞魔国の夜(よ)は明ける
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