夜の東側

ああ 伸びた髪を僕は耳にかけたら
テレビの灯りだけで夜を読んでた
僕らはこれからどこへ行くのかな
さりげなく君に話してみようかな

ああ 輪ゴムのように僕の心が伸びた
言えなかった言葉をするりと言えそうで
僕らはそろそろ気づいてきたかな
立ち止まった夜に話しておこうか

さよならする夜の東側
ゆっくり そう ゆっくり暮れる
隣り合わせの明日を待つだけ

赤い空 終わる月
夜間飛行の続きは夢の中

さよならする夜の東側
ゆっくり そう ゆっくり暮れる
隣り合わせの明日を待つだけ

頼りない僕は左に右に揺れる そうゆっくり揺れて
月と僕との秘密を話しておきたいんだ
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