カレイドスコープ

とめどなく降り続く雨に濡れ
肌にはり付いた 髪もそのままに
帰り道 急ぐ傘の群れは
あたしだけ置いて 無情な程 綺麗

あなたを追いかけた 無邪気な頃に
戻りたい 戻れない

壊れたガラスの心に 嗚呼 雨が沁み込んで
バラバラに崩れた
リアルな夢なら いいのにね
ガラスの破片を かき集めても 元には戻せない

あなたは言う 気まぐれな愛だったと
打ちのめされたのは 言うまでもない
雨もやみ 光に照らされても
希望の欠片もないあたしを 見ないで

キラキラ輝く カレイドスコープは
決して 同じ絵を見せない

狂おしい愛から覚めれば 嗚呼 木の葉のように
ハラハラと舞い散った
想い出は 涙に流れた
一歩も進めない 動く気力無いまま 放心状態

あたしが覗いてた 小さな世界は
嗚呼 輝いて 見るもの全てが 美しかった…

あなたを追いかけた 無邪気な頃に
戻りたい 戻れない

壊れたガラスの心に 嗚呼 雨が沁み込んで
バラバラに崩れた
リアルな夢なら いいのにね
ガラスの破片を かき集めても 元には戻せない
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