回想

日が終り眠る頃
ふと君を想う時があり
オレをいつもはげまし
君は誰より大人に見えた

わざわい運ぶオレを
君は怒ってオレをなぐりつけ
憎んだときもあったけど
だからオレはオレにめざめて

だけど君はもういない
オレより長く生きるべき人
オレは青く頼りない頃さ
君はオレに何も知らせず

やまいの度合をかくしながら
心の力を信じてた
泣きたいときも君にあったハズ
あとでオレは君に泣いた

さくら咲く頃に
君をここに戻してみたくなる
今もまだまだのオレさ
とても君に見せられない

ここに生きているのに
心からのモノをあげられない
でも君を真似してみるよ
オレがいつかオレになるまで

ひとりで生きてる顔して
まわりを扇いで騒いでた
ひとりでは生きれない現実を
君はオレに見せてくれた

誰も知らない君との日々
無理に忘れるコトはない
思い出をこえてよみがえる
オレはまた君に泣いて
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