光風

サラサラ降り注ぐ陽射しが
冷たい空気を溶かして

梢に並んでる小さなつぼみ
はにかんでるように微笑む

肩並べ歩けばよみがえる
ケンカしたことも はしゃいだことも

横顔見上げ「好き」とつぶやくの
返事くれないけれどわかるよ

そっぽ向くのはいつも照れたとき
答えは……二歩歩いた後かな?

粉雪(こゆき)の降り積んだ街角
いつしか木枯らし途絶えて

かすかに色づいた 花びら ふわり
微風(かぜ)に誘われて宙を舞う

明日から二人でたどる道
傷つけあう日も 支えあう日も

並木道 途切れたら立ち止まる
振り返る眼差しに微笑(わら)うの
そっと手を差し伸べて見つめるよ

温もり……ねぇ、感じていたいの

振り向けばあなたがそこにいる
過去(おもいで)の夜も
未来(むかえる)の朝も

悲しみも苦しみも怖くない
一緒ならどんなこと起きても
巡り会えた奇跡が味方なの
隣にいるよ

並木道 途切れたら立ち止まる
振り返る眼差しに微笑(わら)うの
そっと手を差し伸べて見つめるよ
温もり……ねぇ、感じていたいの
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