重なるように

重なるようにぼくら歩いてた 賑やかな街の風 横切り
重なるようにぼくら歩いてた どこまでも青い空 見上げてた

ぼくの心 見透かすように笑う
君の顔 高い空 溶けてゆく

あの日と同じ風を感じて ぼくはひとり歩いてる
時の狭間で待ち合わせをしよう 風の中に答えはなかった

人が溢れるキャンパスに舌打ち 欲望がないふりをし続けた
落ち込むなんてカッコ悪かった 音楽が世界に色をつけた

雨の日に 傘をささず濡れた
始発の駅 酔っぱらって立ち尽くした

あの日と同じ風を感じて ぼくは ひとり歩いてる
時の狭間で待ち合わせをしよう 風の中に答えはないのか

あの日と同じ風は吹いている ぼくはひとり歩いてる
時の狭間で19のままの君と この世界を呪い死んでゆこう

重なるようにぼくら歩いてた 緩やかな上り坂 横切り
重なるようにぼくら歩いてた ひび割れた アスファルト 胸張り
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