風の扉 with BIKKE@TOKYO No.1 SOUL SET

遠くどこか知らない場所で 今、風の扉が開いた
とても大きな大きな 見たこともない風がほら
かつて君や僕が 小さな頃に夢中になって
帽子を追いかけて 転げ回った大きな風が

でも、そう、いつからか そう、あれはいつだったのか
僕らはすっかり忘れて あの風はどこかへ消えた
身体じゅう風を浴びて 泥だらけで笑っていた
あの頃の僕らの笑顔は すっかり消えてしまった

そう、このまま時間は流れ 季節に身を任せても
瞳の奥に映る 景色はあの頃のまま

遠くどこか知らない場所で 今、風の扉が開いた
とても大きな大きな 見たこともない風がほら
もうだれも住んではいない 小さな、小さな町の
水路に浮かぶ枯葉が 静かにそっと動き出した

破れた窓ガラスは、ほら バタバタと音をならして
人知れず咲く花は、ほら ゆらゆらと首を振って
誰かが忘れていった 帽子がほら、風に舞い
またどこか知らない町へ 風は上昇してゆく

大きな、大きな風が 小さな、小さな街に
大きな、大きな風が 小さな、小さな心に

Go far a field. From far a field. Go far a field. From far a field.
Go far a field. From far a field. Go far a field. From far a field.

遠くどこか知らない場所で 今、風の扉が開いた
とても大きな大きな 見たこともない風がほら
僕が何をしようとも 昨日と同じ風は吹かなくて
君が何もしなくても 昨日と同じ風は吹かなくて
風越しに見つめた想いは 今でもそこにはあって
ためらいと不安な気持ちは 今でも確かにあって
誰が居ようと居まいと ただ風は吹いているのさ
だから今、飛ばさないか その帽子を風に向かって

そう、このまま時間は流れ 季節に身を任せても
瞳の奥に映る 景色はあの頃のまま

あの日に僕の頬を 吹き抜けた風の匂いも
色褪せた写真たちも すべてはあの頃のまま

La La La La... 大きな、大きな風が 小さな、小さな街に
La La La La... 大きな、大きな風が 小さな、小さな心に
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