窓の外は風おどる

いそぎすぎてた針は 指さきで止めて
鳴り響く足音 遠くのざわめき

カラッポの部屋の隅 時は壁にぶらさがるまま
音もなく意味もなく 体をよじる

日射しの邪魔にならぬよう
ひざかかえ丸まっていた僕も

白くなる かすれてゆく 今とけて消える
白くなる かすれてゆく 今とけて消える

窓の外は風おどる やさしくイスを揺らすうたごえ
一人僕は残される ただただ続く一日

はしゃぎすぎてた夜は 朝やけに負けて
目をさます足音 くり返す話

ちらかる部屋に光 影はシャベル片手に
声もなくことわりもなく 床を掘り歩く

グラスが影に落ちるのをただ
指くわえ見ていた僕も

目をつぶる 身をまかせる 今落ちて眠る
目をつぶる 身をまかせる 今落ちて眠る

窓の外は風おどる やさしくイスを揺らすうたごえ
一人僕は残される ただただ続く一日

カタムクヘヤ ウチュウユウエイ
サマヨウツキ サヨナラ
ハジケタ ラムネノイキ
ユラユラ ヒカリタダヨウ

いそぎすぎてた日々は ゴミ箱に捨てて
鳴りやまぬ鉄の音 ノイズとのくらし

いそぎすぎてた針は ポケットに入れて
さき急ぐ毎日 スピードのちがい
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