遠くから見ていて

坂の途中で ひとりふりむく
誰もいないのに
陽だまりの中 悩みも知らず
生きていたあの日

ねぇ ひとはいつも何か 失くした時に
ありのままの自分に 気づくの
ねぇ 今はいないあなた 聴こえるかしら
私らしく生きてゆくと 約束するから
あなたはいつまでも
見ていてね 遠くから 見ていてね

耐えきれなくて 泣いた窓にも
次の春が来る
裸の枝に 見つけた若葉
風に負けないで
ねぇ くじけそうな時は 昔のように
少し強く叱ってよ あなた
ねぇ 道の向う何が 待ちうけてても
駆けてゆけた頃のように 元気な私に
戻ってみせるから
見ていてね 遠くから 見ていてね

ねぇ ひとはいつも何か 失くした時に
ありのままの自分に 気づくの
ねぇ 今はいないあなた 聴こえるかしら
私らしく生きてゆくと 約束するから
あなたはいつまでも
見ていてね 遠くから 見ていてね
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