君に会いたくて

ごめんね 素直になれなくて
ほんとは 嬉しかったの
こないだ おどけたふりをして
君が手をつないできた時も

友達のみんなには
お似合いと言われても
肝心な言葉が出ない

会いたくて 会いたくて
夕暮れの駅前を 行ったり来たり
君に会いたくて 会いたくて
くしゃみをしたら
「大好き」が こぼれおちた

はじめて たくさんしゃべった日
思った“似たもの同士”
それから 数え切れないほど
声を合わせて 笑い合った

街灯が照らされて
帰ろうかな もう少し
待とうかな おねがい早く

会いたくて 切なくて
自転車の二人乗り 目で追ってみたり
君に会いたくて 恋しくて
ため息ついた
「大好き」が 白くなった

改札の 人波に
まぎれこむ 背の高い 君の目が
私を見てる

会いたくて 会いたくて
待っていた そんなこと 言わなくても
君に差し出した 冷たい手を
にぎったらほら わかるよね すべてのこと
私たちには「大好き」が あふれている
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