FREEDOM

眩しい太陽(ひかり)の破片(かけら)が
水たまりの中 揺れてた
覗き込んだ顔に
風がいたずらした

時刻表通りのバスを
わざと見送って歩いた
いつもの街並が
少し違って見えた

不意に名前呼ばれて
見上げた歩道橋の上
見慣れた笑顔があった
素っ気なく手を上げて答えて
並んで歩く帰り道
くだらない会話が
妙に盛り上がった

巡り来る季節のメロディーが
街角にそっと流れだして
この瞬間(とき)が止まればいいと
強く思った
知らない未来(あした)を目指して
つないだ手を離さずに行こう
大切なコトは僕らが
いつでもFreedom

突然届いた言葉に
タイトルを付けて返した
Re:今 偶然 誰と一緒にいるでしょうか?

少し冷たくなった風が
君の前髪を揺らした
長くなった影を
踏みながら歩いた

まだ熱を残してる
壁にもたれて見上げれば
1日は早いな…って思った
『メールの返事がまだ来ないね』
『明日もきっと暑いかなぁ』
特別じゃない会話が
今は多分ちょうどいい

巡り来る季節のハーモニーが
耳もとをそっと掠(かす)めていった
この歌が届けばいいと
君を想った
知らない世界を目指して
自分を信じて行く力を
大切なコトは僕らが
いつでもFreedom

『例えば10年経って
街で偶然出会っても・・
君は変わらないだろうね』
急に真面目な顔で言うから
思わず吹き出しちゃったけど
何だか心が少しだけ熱くなる

巡り来る季節のリズムに
心がきっと踊りだしてる
この瞬間(とき)が止まればいいと
強く思った
巡り来る季節のハーモニーが
耳もとをそっと掠(かす)めていった
この歌が届けばいいと
君を想った
暮れて行く街の何処(どこ)かで
それぞれの路(みち)を歩いている
僕たちが目指す未来は
いつでもFreedom
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