逢初川

橋の上から 川面を見れば
翳(かげ)るとこほど よく見える
みんな承知で 背負ってくれる
深い契りの 指と指
あなたと出逢って 知りました
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりを

いつも何処かで 呼び合うものね
同じ匂いを 持つひとと
もっと見たくて 歓ぶ顔を
好きなあなたの このお酒
背中に隠して たわむれる
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりに

あの日あの頃 涙の淵を…
今は望みの 岸に立つ
影も一つに あなたと私
ここで眺める 桜(はな)が好き
一生この日を 忘れない
逢初(あいそめ)川の 逢初川の あゝ始まりを
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