冬のポプラ

まぶたを閉じたら まるで時が止まったままの 気がするの
あなたのすべてが 今もそっとやさしく髪を なでるのよ

憎ませてくれたなら
また歩き出せたのに…
わたしは真冬の ポプラみたいよ
うつろう街を ただ眺めてる

さよなら、愛(いと)しい人
さよなら、届かぬ人
どんなに 想っても 恋焦がれても
あなたはもう遠い人

舞い散る枯葉は 茜色の街をひらひら 風まかせ
ねえ恋と夢は 同じ道を歩くことなど できないの?

強く抱いてくれたら
その夢を待てたかも…
あれからひとりで ポプラのように
過ぎゆく風に 答えさがして

さよなら、愛した人
誰より、届かぬ人
どんなに 逢いたくて 身を焦がしても
あなたの胸に もう帰れない

さよなら、愛(いと)しい人
さよなら、届かぬ人
どんなに 想っても 恋焦がれても
季節は流れてく

あなたはもう遠い人
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