竹箒にまたがって

広いキャンバス
筆で描くみたいに
竹箒でお庭を掃いてる

風とおしゃべり
キミはどこから来たの
遠い街のうわさを聞かせて

さっき手渡しで
郵便屋さんがくれた
旅人の絵葉書
空にかざし見つめるの

逢いにいきたい
いますぐに飛んで行きたい
竹箒にぴょこんとまたがり

石畳の道
助走をつけたなら飛べる
あの空へ続いてる

ただのあこがれ
恋と気づかれてない
家族宛に届いた絵はがき

いまは蕾でも
サクラが咲く頃には
無口から卒業
好きですって言えるかな

愛を知りたい
どこだって飛んで行きたい
竹箒がフワリと浮かんで

教科書にはない
大切なものが見つかる
あなたへと続いてる

逢いにいきたい
いますぐに飛んで行きたい
竹箒にぴょこんとまたがり

もしも空から
見下ろせばお庭いっぱい
似てないけど似顔絵があるの

教科書にはない
大切なものが見つかる
あなたへと続いてる
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