風列車

故郷の空は 夜明け前
ま白い山に 冬銀河
男の心を ふりしぼり
自由になれよと 背を向けた
何処にも行かずに 海を見て
ひとり暮らして いるという
汽笛よ届け 列車よ走れ
迎えに来たよと 風よ哭け
汽笛よ届け 列車よ走れ
離れはしないと 星よ降れ

波打つ胸を 熱くする
想い出だけが また浮かぶ
一度も涙を見せないで
笑って送って くれたやつ
今夜も寂しく 眠ったか
同じ夜空を 見ているか
汽笛よ届け 列車よ走れ
迎えに来たよと 風よ哭け
汽笛よ届け 列車よ走れ
夢見て眠れと 星よ降れ

汽笛よ届け 列車よ走れ
迎えに来たよと 風よ哭け
汽笛よ届け 列車よ走れ
離れはしないと 星よ降れ
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