道はひとすじ 想いは熱く
いつも魂(こころ)は初舞台
声援(こえ)がかかって 柝(き)が鳴れば
今宵誉れの 金屏風
意地が支える
意地が支える 舞い扇 あぁ

花に迷えば 乱れる芸に
情け断ち切る 一の糸
檜舞台を踏み締めて
無我と夢中の足拍子
命ひとつを
命ひとつを 賭けて舞う あぁ

陶酔うな媚びるな 無心になれと
胸に刻んだ 師の教え
夢と連れ添う 大詰めは
明日(あす)へ向って 花道を
歩む男の
歩む男の 舞い扇 あぁ
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