陽だまり

陽だまりの中で
揺れていた 揺られていたけど
いつかの夕日を
また思い出してしまうだけ

去り行く背中を 染めていたあの色は
夕暮れの赤を独り占めにしていた

陽だまりの中で
揺れていた 揺られていたけど
いつかの夕日を
また思い出している

さよならの前に
触れていた 触れ合っていても
いつかの2人が
輝いて見えてしまうだけ

足下に降りた 枯葉さえ今はもう
戻れない時を生きてきたのと笑う

さよならの前に
触れていた 触れ合っていても
いつかの2人が
輝いて見えてしまうだけ
陽だまりの中で
揺れていた 揺られていたけど
いつかの夕日を
また思い出してしまうだけ
×