ぼくら平凡

ぼくら 今 どこかの捨て猫みたい
眼を凝らし
這い回ってそこらじゅうを漁るしかない

三日月に背を向けて

できるだけ悲しまないでおくれよ
ひとりの部屋でわかりきったことを
特別なものなど何も持ってないと
胸が張れたらいいけどさ

跡形もなくなる少年少女

憧れは置いていく

いつだって微笑んでいてあげるよ
わかりあえずにすれ違っても
諦めの先には何も待ってないと
ひとは言うけど

片手間でも愛し合う方法で
いつだって
ぼくらを繋いで

できるだけ悲しまないでおくれよ
ひとりの部屋でわかりきったことを
特別なものなど何も持ってないと
胸を張ればいい

特別なものなど無い
無い
無エよ

この身さらして生きるだけ
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