星電話

今繋いだ星電話 窓の外の光が写真になる
あなたを想い出すと どうしても優しい顔ばかり

流れる景色は痛くもなく心地良くもなく
小指に出来たさかむけの方がずっと気になる

夢中で追いかけたあの頃止まってしまった時間に
「元気?」問い掛けるあたしは嘘の笑顔さ

繋いだ星電話 窓の外の光が写真になる
あなたを想い出すと どうしても優しい顔ばかり

「君を幸せに出来なかった」と言われた
強いあなたしか知らなかった様な気がした

充分に時が過ぎてあたしは平気だと思っていたのに
あなたの斜めになった肩がすぐ浮かんだ

本当は戸惑って見失ったものを探している
あたしに巻き付く灰色のものさし くだらない

意地悪な言葉も知ってる 嘘付いた事も解ってる
射す様な夕陽に下を向いてしまった事もある

今繋いだ星電話 窓の外の光が写真になる
あなたを想い出すと どうしても優しい顔ばかり
あなたを想い出すと どうしても優しい顔ばかり
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