恋曼陀羅

せんじつめれば男と女
月と影との色模様
月が痩(や)せれば影もついでに
人目忍んで細くなる

地獄 極楽 行ったり来たり
恋の逢う瀬はうしろ髪
あんなに抱いたあとだから
朧(おぼろげ)にお前が消えそうで
まんだら まんだら 恋まんだら
まんだら まんだら 恋まんだら
万にひとつも お前とは添えないものを

別れ間際の本音と嘘が
涙の裏で乱れ飛ぶ
私を殺す悪い人ねと
お前の声が震えてた

地獄 極楽 のたりのたり
今日も誰かにうしろ指
こんなに惚れた女さえ
泣かせてばかりの薄情(うすなさけ)

まんだら まんだら 恋まんだら
まんだら まんだら 恋まんだら
万にひとつの この恋に賭けてはみても

まんだら まんだら 恋まんだら
まんだら まんだら 恋まんだら
万にひとつの この恋に賭けてはみても
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