手のひら

ああ賑わう街の
通りを横切って
君を送る時間には
ためいきだね いつでも

なぜ君は静かに笑うの
それだけで切なくて
今 指が肩から髪へと
思いのままたどってしまうよ

この僕の手のひらは
いつの日も君のため
その頬を包み込み
涙など消してあげるから

かさついた僕の左手を
握り返す優しい人
この恋を信じ続けよう
君を見つめて心で言ってる

この僕の手のひらは
大きくはないけれど
恋人を守ってく
永遠のぬくもりでいたい

ああ手を振った後
一人で帰る道
今日はやがて終わるけど
心そばで眠らせて
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