幸せへの距離

白い花ぴらが通りを染めると
旅立つ人の背中が見える
一人部屋の中夜明けに怯えて
君はそこから出れずにいるんだね

大切な物は―つしかない
味方なんていないと思っているなら

少しでも遠くまで走って行くのさ
誰の声も聞こえない場所へ
今君は現実を逃れるためじゃなく
幸せへと近づくために走り出そう

白い花びらが通りから消えて
春は早くも眠りにつく頃
耳をすましてよ遠く向こうから
息を切らして走る人の声

大切な物は一つしかない
未来なんて何も信じていないなら

少しでも遠くまで走って行くのさ
誰の声も聞こえない場所へ
今君は現実を逃れるためじゃなく
幸せへと近づくために走り出そう
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