優しさ

さよならを言って冷たい手を置いて
僕はまぶたを閉じる
君にもわかるだろう昨日とは違う
風のない丸い朝
君が待っていたのさ
僕には足りない優しさ
暖かな光が君の眠る元に溶けた

雲にもたれかけた光が騒がしい
僕はこらえきれずに
街を踊る音を読んで
君の姿を追った

僕のまわりで黙ってた
僕の影がずっと泣いてる
×