たまにはいいか

いつもの店で君を待つ
2杯目のコーヒーも冷めかけた
いつもいつも 待たせてばかりの僕が今日は 待ちくたびれてる
本も読まずに 町のざわめき
みつめているうちに ふと気がつけば
季節の横顔に出会った
そうか いつも きっと こんな風
そっと あいつ 待ってたんだな
たまにはいいか

ささやかな いさかいがもとで
珍しく声を荒げた あいつ
いつもいつも 飛び出すばかりの僕が初めて 聞いたドアの音
時計の音って 意外に大きいね
狭い部屋が不意に 拡がった様で
一人でいると 結構寒いね
そうか いつも きっと こんな風
ずっと あいつ 待ってたんだな
たまにはいいか

誰かにもらった コンサートチケット
無理に腕組みして 記念日でもないのに
着飾るあいつ 嬉しそうだね
そうか いつも きっと こんな風
ちょっと あいつ 待ってたんだな
たまにはいいか
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