上弦の月

暮れかけの空に 真っ白な月
胸に沁みる風が 通り過ぎてく
咲き始めた恋は 知らず知らずに
あなたを知るたびに 膨らんでいた

小さな夢を描いては
踏み出せない現在(いま)を知る
遠くの灯り 点り始める頃
近くに いれたら

あなたを こんなに 想う夕暮れは
せつなく、でも優しい気持ちになれるから
戸惑い 強がり どこかに置いたなら
ただ 素直に 「傍にいたいよ」

少し早い朝に 眩しいひかり
あなたに逢える日を 綺麗に映す
閉じかけたページを 今日は開いて
本当の気持ちを 伝えてみよう

あなたが居る この景色が
明日(あす)も続くと信じて
“幸せ色”誰とも違うから
この手で 描くよ

届けたい 想いが 溢れ過ぎて
上手に 伝えられる 自信はないけれど
不安も 怖さも 勇気に変えてみて
今 言えるよ…「あなたが好きです」

あなたと こうして 過ごす夕暮れは
愛しく かけがえない 気持ちをくれるから
伸ばした両手が また届かなくても
ただ 真直ぐ 見つめていたい

暮れかけの空に 真っ白な月
あなたに逢える日を 綺麗に映す…
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