月明かりの下

最終に乗り遅れ 今日も歩いて帰りますよと
セブンスターの煙 月にむかって吐き出した

16の俺ならばきっと こんな日も楽しめたろうな
現実が見えすぎた 俺のバカ 涙も枯れちまうぜ

君がくれた優しい思い出も
俺は忘れそうで

息を切らし 夢中で走った
無くしたものを 見つけようと
夜の国道 月あかりの下
戻れない日が 胸をしめつけた

線香花火みたく 今もギリギリで生きてますよと
季節はずれの言葉 月にむかってつぶやいた

うまくいかない事がつづき 本当もう逃げだしちゃおうって
思う夜に限って オマエから電話きたりするのさ

俺の夢は なんて話した
あの日も忘れそうで

息を切らし 夢中で走った
忘れた時間 取り戻そうと
夜の国道 月あかりの下
自問自答を くりかえしたのさ

こんな夜は 月を見上げて
心の底に 手をのばすよ
あたり前を 過ごしてく中で
大切な事 忘れないように
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