小さな花飾り

恥ずかし気に 手を繋いだ帰り道 オレンジ色は 何処までも続いてた
萌ゆる緑 風と駆けた野原の 君は白い 小さな髪飾り

あれから 何が変わった?

子供達は 夢を見て眠るもの 真昼のような夜が 夢を切り裂いて

大空を 見上げ生まれおちた天使よ 哀しみに埋もれた 幸せを見つめて
声を上げ 大きく手を振る少年に もぎ取った 自由な羽根返してあげて

あれから 何が変わった?

君がくれたのは 小さな飾り どこにでも咲く 名もない花の飾り

絶えまなく 降りそそぐよ大地を焦がし 流してく 心に深い傷残して
声を上げ 大きく手を振る少年に あの白い 花の首飾りを渡して
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