いつもの朝

思い出す事のできない夢のもどかしさに
ため息の色はいつもよりも明度を落とした

吹いてきた風の心地よさと外の青さに
くすぶっていた気持ちを忘れさせられていた

ユカに頬をよせ流れてく雲を眺めていた
あの雲みたいに流れるように泳げたら… 空を泳げたら

この空気を全部水にかえて
漂うように自由に空を泳ぐ

思い出したあの日の影を君に溺れるいつもの朝
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